國破山河在
急に杜甫の詩が脳裏をよぎるなど。こういうのをたまに思い出しては「いや〜すごいものを見たなあ」などと毎回変わらず感嘆する。すごいものに触れると心は激しく揺さぶられるが、体は逆に力が抜けてふにゃふにゃになって崩れ落ちてしまう。
國破山河在〜が作られたのは8世紀らしい。菅原道真公は9世紀後半を駆け抜けた方で、おそらく杜甫の作品からも影響を受けておられたんじゃないかという話はあるようだ。ちゃんと調べることが出来ていないのであくまで私の妄想止まり(何でもかんでも道真公に結びつけるただのオタク)。道真公が参照されていた詩人といえば白居易ってイメージが強いけど、実際はどんな書物に目を通して、何を感じておられたんだろうね。いや〜気になるぅ。
白居易といえば彼と同じ時期に空海さんも唐の長安におられたとか。2人が主役の「 空海―KU-KAI― 美しき王妃の謎 」、まだ観れてないんだけど2人が一緒に謎解きするというバディものだと聞いてずっと気になっている。いま調べたら公開は2018年。え〜〜〜そんな時間経ってる!?わたくし7年も気にしながら過ごしてたのかやばい。これは速やかに観るしかねえ。
話がずれちゃったけど國破山河在、日本だと松尾芭蕉がハッキリと参照されていて面白いし、詠まれた句もすごく染みる。なんかもう「はわわ・・・」と胸の前で句が書かれた紙を握りしめて祈りたくなる。あと正岡子規も影響を受けているという話をどこかで聞いたことがあるような気がするがまだまだ調べることが出来ていない。主宰サークル semuian は運営にあたり正岡子規も気になる存在として意識しているので、もっと彼に対する学びを深めていきたい。
なんかあれこれ取り留めもなく書いちゃったけど、1つの詩から世界がブワッと広がるのほんますごい。感動で震える胸を抱きしめながら寝ます、おやすみなさい。