今月も無事にsemuianの東風を更新できそう
仕事が一瞬落ち着いたので、その隙にガッとsemuianの東風の最新話を書いた(数日後の11/25、semuian公式サイト に掲載予定)。
数日前にこのブログで書いた 通り、野狐のつづきのお話になった。自分が読みたいものを自分で好きなように書いているので、いやあ楽しい。来月は誰のターンにしようかな。
東風は、小説という形で書いているのは道真公・飛び梅の前世・野狐の3者だけで、あとのキャラクターは和歌や絵など別の表現方法を使っている。先の3者はそれぞれ文体を変えているから、その結果、同じ「東風」だけど毎月まったく違う作品を作っている感じになる。別にどの表現方法も好きだけど得意というわけではないので、良い訓練をさせてもらっているなとありがたく思う。
最終的に東風はゲームとして世に出したいなあと願っている。テレビゲームとかカードゲームとか、一体どんなゲームになるかは今のところ全くイメージが湧いていない。ちなみに「ゲームを作りたい」と思ったきっかけは、Quantic Dream というフランスはパリに拠点を置くゲーム制作会社の作品「 Detroit: Become Human 」を家族がプレイしているのを横で見ていたこと。自分でやってないんかい!という感じだが、私は基本的にテレビゲームはドの付く下手くそなのである。たぶん画面酔いしやすいとか、集中し過ぎてすぐ疲れるといった身体的な理由が大きい気がする。そういうわけでテレビゲームは基本的に、家族の横で画面を見ているぐらいの距離感が今のところギリギリ健康的に楽しめる感じ。
Detroit: Become Humanの大きなテーマは上記作品サイトにもある通り「WHAT MAKES US HUMAN?」。答えのないところを粘り強く考え続けようとする姿勢と、その複雑なプロセスを複雑なまま作品に落とし込もうとする気合い。こういう創作活動を私もしてみたいと強く願った。この体験が東風やsemuianに繋がっている。
ただ、複雑なものを複雑なまま扱うのは今の私にはまだまだ難しい。そういうわけで、手を替え品を替え、先人たちの生み出した文化芸術を活用させてもらって作品創りをしている。他にも能とか漢詩とか、映画とか漫画とか、やってみたい表現方法はたくさんある。美しいものをたくさん生み出して後世に繋いでくれた先人たちに本当に感謝。ありがとう、おやすみなさい。